USB4 ってどれだけすごいの?
USB4って…すごいんですか?
結論、すごいです。
進化の過程は割愛しますが、数十分かけてバックアップしていたデータ転送が、もはや数秒で終わる…といった具合です。
USB4 は、単一の高速データリンクを複数のデバイスで動的に共有することができます。USB4 規格のデバイスは、20 Gbit/s のデータ転送速度をサポートしますが、オプションで 40 Gbit/s の速度もサポートできます(USB4 バージョン 1.0の場合。今はVer 2.0まで更新されており、最大80 Gbit/s までサポート)。これは、例えば数時間のスマホで撮影した動画を数秒でパソコンに転送できることになります(場合によりますが)。
USB4の技術は、その前の技術である USB 3.2 仕様に基づいています。また、Thunderbolt 3 プロトコル(USB-Cポートとして採用された規格)の要素も組み込まれていますが、Thunderbolt 3 製品との互換性は、いくつかの USB4 デバイスタイプでのみ適応しています。
USB4 ソリューションの主な特徴
- 既存のUSB Type-C®ケーブルを使用したデュアルレーン動作と、40Gbps認証ケーブルを使用した最大40Gbpsでの動作
- 最大総帯域幅を効率的に共有する複数のデータおよび表示プロトコル
- USB 3.2、USB 2.0、Thunderbolt 3との下位互換性
USB Type-C 接続は、多くの製品の外部ディスプレイインターフェイスとして機能するように拡張されているため、USB4 標準では、ホストがディスプレイデータフローの割当を適切にスケーリングできます。USB4 標準では新しい基盤プロトコルが追加されていますが、現在の USB 3.2、USB 2.0、および Thunderbolt 3 ホストおよびデバイスとの互換性は維持され、結果として接続されたデバイス相互間の適切な機能に合わせてスケーリングされます。
USB Implementers Forum (USB-IF) は、既存の USB 3.2 および USB 2.0 アーキテクチャを基盤とし、次世代 USB アーキテクチャの重要なアップデートである USB4™ 仕様をリリースしました。USB4 は、Intel Corporation(インテル) が USB プロモーター・グループ に提供した Thunderbolt™ プロトコル標準に基づいています。USB の最大総帯域幅が拡大し、さまざまなデータプロトコルと表示プロトコルを同時に実行できるようになります。…簡単に言うと、データ転送が今までの2倍になったということです。
2019 年 3 月、USB プロモーターグループは USB4 標準の仕様を発表しました。これは現在 USB-IF によって正式にリリースされており、USB-IF の Web サイトwww.usb.org からダウンロードできます。興味のある方は見てみてください。
USB-IFについて
非営利団体である USB Implementers Forum, Inc.(USB-IF)は、USB 仕様で定義されている USB テクノロジーの発展と採用を支援する組織およびフォーラムとして設立されました。USB-IF は、そのロゴとコンプライアンス プログラムを通じて高品質な互換性のある USB デバイスの開発を促進し、USB の利点とコンプライアンス テストに合格した製品の品質を提供しています。
USB4™、USB Type-C®、USB-C® は、USB Implementers Forum の商標です。Thunderbolt™ は、Intel Corporation の商標です。